ぽっこり。

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「ねぇ、神さま…僕を”あの人”のところに生かせて。」


神さまは「なぜ”あの人”のところなんだい?」と聞きました。


すると男の子は「だってあの人とっても幸せそうでしょ?僕もあの人の所なら幸せになれると思うんだ!!」


神さまは優しい笑みを浮かべながら頷き「よかろう。では頑張るんだよ。」と言うと男の子の頭をポンっとなで、小さな光に変え”あの人”の元に宿らせました。


「わぁ…温かい…それにすごいやぁ…ママの気持ちが伝わるよ…ママ今幸せなんだね…ママ…」」


男の子は幸せな気持ちで嬉しそうに眠ってしまいました。


それから毎日男の子はママが笑えば一緒に笑い、ママが怒れば一緒に怒り、ママが悲しんでいる時は不安と悲しみで涙を流し…


月日が経つにつれて男の子は早くママに会いたいと思うようになりました。


「ママはどんな顔をしているのかな~。僕の事好きになってくれるかなぁ…」


男の子は嬉しそうにママに話しかけ続け、自分の存在を早く知ってほしいと願い続けていました。


そんなある日…ママは男の子の存在に気がつきました。


「うそ…マヂで…どうしよう…」


ママは沢山の涙を流し、何度も何度も検査薬を見直します。


ただただ頭の中で”どうしよう”その言葉だけがグルグルしています。


次の日ママは意を決してパパに電話しました。


パパからの答えは「おろしてくれ」その一言でした。


ママのお母さんも同じです。


「まだ今なら大丈夫よ!!明日一緒に病院にいきましょう!!いまのあんたが産んでも育てる事は出来ない。手術のお金は家でだすから。明日病院に行くわよ…」


ママは沢山の涙をこぼしながら自分がした事に後悔しか出来ませんでした。


部屋に戻りお腹を触り…「ごめんね…」


それしか言葉が出ませんでした。


男の子は全てを聞いていました。


ママの困った声に、パパのまだ若いからという言葉…全て耳を澄まして自分の存在を知ってもらった時の話を聞いていたのです。


「…ママ泣いている…病院?殺す??僕は生きていたらダメなの??」


考えれば考えるほど悲しくなり、ママと一緒に沢山沢山泣きました。


男の子の泣き声は誰にも聞こえません。


神さまだけにしか聞こえていません。


「どうしたんだい?そんな大きな声で泣いて」


神さまが少し悲しそうな顔をして聞きました。


男の子は「僕は…僕は…産まれる事が出来ないみたいなんだ…でも産まれる事ができなくなってもママのお腹の中に来れたってだけで幸せだよ。明日病院って所に行くんだって…神さま…僕…どーなるのかな…」


男の子は自分が産まれる事が出来ない事を理解していました。


神さまは悲しそうな顔で男の子を見ていました。


「でもね!僕ママの事大好きだよ!!」


神さまは「そうかそうか…今日はもぅ寝なさい。また来るからね。」


そう言いながら男の子の頭を優しく、とても愛おしそうになで、眠らせました。


神さまは男の子に産まれてきてママとパパに抱かれる幸せな夢を見させました。とても温かく、幸せな夢。


明日のことなど嘘だと信じたくなるようなとても幸せな夢…


日が昇りママとママのお母さんは一緒に病院へやって来ました。


手術の日までの間ママは男の子に沢山話をしてくれました。


将来の夢の事、これからしたいこと、どれだけパパのことが好きだったか…


男の子は毎日嬉しそうに話を聞いていました。


「ずっとこのままでいたいな…」


男の子は夜が来るたびにそう呟いていました。


手術の日。


ママは男の子に何度も何度も「ごめんね…」と謝りました。


洋服を着替え、看護婦さんと一緒に長い廊下を、真っ白な廊下を歩いて行きました。


ママと一緒にいられる最後の時間。


そう思うと男の子は涙がボトボトこぼれていきました。


「もぅお別れなんだね…ママ…」


手術は全身麻酔で行われました。麻酔をかけられるとすぐに眠ってしまいます。


子宮口をヘガールという器具で開け、胎盤鉗子で胎児と付属物を取り除き、最後にキューレットというおさじのようなもので子宮内膜を掻き出します。


所要時間10分~20分…


その間男の子は何も言うことは出来ません。ママの痛みを少しでも和らげようとバラバラにされても泣くことも出来ません。


男の子が外に出される前に神さまは男の子のところへきて「今ならまだ戻れるから違う人のところへ行こう。」と言ってくれました。


男の子は笑いながら「ダメだよ!!それじゃあママがかわいそうでしょ?僕がママに出来る事は少しでも痛くないように僕が我慢する事なんだから!!僕がいなくなったらママは何のために痛い思いしなきゃいけないの?」


「それに、僕はママのことが大好きだから違う人のところなんて行けないよ。最後までママの子供でいたいんだ。神さまありがとう。」


そう言うと男の子は無理やり外に出されていきました。


初めて見た顔は知らない男の人でした。


冷たい器具を持った笑顔のない顔…


初めて触れたものは医療器具でした。


初めて外で寝かせてもらった所は冷たい鉄の入れ物でした。


男の子の体はお腹の中にいた幸せな気持ちを思い出しながらママにさようならを告げて天国にいきました。


数年後男の子のママは本当のママになり幸せな暮らしをしています。


でもあの時の男の子はもぅ二度と帰ってきません。


ママのために痛みを堪え、ママの幸せだけを考え天国に行ってしまったから。






幸せに産まれてくる子供と親の都合で取り出された子供…



望まない子供を作らない為には避妊するだけ



お願い…



これ以上お腹の子供を殺さないで…
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2009/12/25(金) 22:20:04 | | # [ 編集 ]
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